2007年04月17日

lesbian /power hor

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lesbian /power hor

今回はアメリカのニューウェーブ・サイケデリック・メタルバンド
から一枚紹介する。
メタルの世界で、ニューウェーブと言えば、すぐに
思い浮かぶのはアイアンメイデン等のニューウェーブ オブ 
ブリティッシュメタルだが、あれから、20数年。
変態は時を超えて、ポストロックとフリーフォークを通過し、
なんとも珍妙なCDを世に送り出した。

この強烈なバンド名から、てっきり女性のバンドと
勘違いしてしまっったが、HPで確認した所
ルックスは屈強な男が4人、腕からはタトュー、
メタリカのTシャツと、分かりやすすぎる、メタルルックである。

Tシャツからも伺えるように、メタリカからの影響は小さくないようだ。
収録曲は4曲で60分と、メタルの常識を外れている、がしかし、
メタリカの輝かしい記念碑である、4th アンドジャスティスを
ラディカルに押し進めるならば、この境地に達したののではないだろうか。
周知のようにメタリカは5thアルバムに置いて、それまでの大作路線と
決別し、短い曲のいわゆるグランジへの妥協という路線を選び
多くのメタルファンノ踏み絵的アルバムを作っていくのだが、
もし、である、メタリカが5thアルバムにおいて、大作路線を
押し進めていたならばと、ついつい夢想してしまう。

ゴリゴリのスラッシュメタル流儀のギターリフとデスヴォイスで
始まる1曲目の間奏に突如ちん入してくる、トータスのような
叙情的なメロディ。私もメタルを出発点としているだけに、
この出会いには感涙という感情を禁じ得ないのではないだろうか、
75年〜80年くらい生まれの人達にしかわからない屈折した
感情というものを見事に体現したバンドと言えよう。

圧巻は25分にも及ぶ、3曲目である。
ポストロック的な美しいメロディから、ジョンマッケンに影響された
であろう、リズム、そして徐々にせまり来る80年代の亡霊的な
ギターリフとディストーション。
破壊と笑いと感動が混然一体となる、これがロックだとは
なんとも言いがたい、つまりは変態である。

4曲目に関しても、60年代のサイケデリックロック風の
遠藤から、突如デスヴォイスが響き渡り、メタルの世界へ
突入していく。

アー写から推察するに、眼鏡のインテリ風の男がリーダー
であろうか、ジャンルという枠組みを独特のステップで
軽やかに笑いとばす、このバンドの姿勢から、
坂口安吾のファルス論を思い出した。
彼らは、ロックではなくいつのまにかファルスの世界に
迷い込んだのだろう。


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posted by airplane at 18:01| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ■CDレビューコーナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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