2007年03月09日

内海利勝&シマロンズ

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内海利勝&ザ・シマロンズ/GEMINI part 1

内海利勝のキャロル解散後初のアルバムが再発された。
今までは、廃盤だったので、入手困難だったのだが、
これで容易に手にする事ができた。
実は私も聞きたかったのだが、入手できずに、今に至って
いた。今回初めて聞いた訳だが、これが予想以上に素晴らしい。

当時、世界中のレゲエブームの中、日本フォノグラフがレゲエのキャンペーンで
シマロンズとパイオニアーズを招聘し日比谷でのライブを企画した。
当時内海は日本フォノグラフに在籍していたので、その関係で共演と
なったようだ。

収録曲の内6曲は内海の作品で、残りの4曲がシマロンズのプロデューサー
と思われる人物の曲。キャロル時代の『泣いてるあの娘』も収録されている。
内海作品以外の曲は普通のレゲエで歌詞も英語なのだが、注目は内海作品で
日本語のルーツレゲエとして、高く評価されるべきだろう。

1曲目の『鏡の中の俺』はシングルカットされた曲で、まさにロックギター
とレゲエのリズムと少々の歌謡曲との出会いという所か。
メロディラインはハッピーエンドに近い、リリースが75年という事で
当時の雰囲気を感じる事ができる。レゲエのリズムにのる
ブルージーなギターが最高にクール。この曲に関しては歌詞も、哲学的というか
もしかしたら、ラリっている時の状態を歌っているのかもしれない。
このあたりに当時のサイケデリックブームの残滓を感じてしまうのは、
当時を知らない者の幻想だろうか。

2曲目の『The Life Of Man』はハッピーな雰囲気のいかにも
ルーツレゲエといった趣きで、ホーンセクションも加わりアレンジ
がゴージャス。

3曲目の『いつものあの娘』は内海作品で、この曲のメロディライン
はファーキーな感じ、個人的にはアルバム中一番好きな曲で
西岡 恭蔵氏の『プカプカ』を思い出した。小気味のいいレゲエの
リズムにのどかなメロディと、いつかの恋を思わせる手法は
最新作のLOVE&PEACEの『まるでおとぎ話のように』に
直接つながるものと思われる。タイトルのLOVE&PEACEや、
このアルバムの根底に流れる感性からも
わかるように、内海は60年代のロックムーブメントを
リアルタイムに享受した正統的な
第1世代のミュージシャンだったのだろう。

6曲目のイントロはエリック・クラプトンの影響ではないかと思われる。
アルバム中唯一レゲエではないリズムの曲。

アルバムの最後の曲は邦題『レゲエ天国』でもろにレゲエの曲。

内海の曲の間にシマロンズのプロデューサー
と思われる人物の曲が挟まる構成で、二つの種類の曲が
共存している。この構成のおかげで、聞き飽きる事がない。
また、アルバムに深みを与えているともとれるだろう。

下記サイトでも、情報が載っているのでそちらも参考にしてほしい。

http://allabout.co.jp/entertainment/technopop/closeup/CU20041206A/index2.htm

http://www.jirokichi.net/30th/8.html


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