ヴィジュアル系の時代 −ロック・化粧・ジェンダー 井上貴子 他
「ヴィジュアル系」ロックバンドをジェンダーという視点を
通して解き明かしていく画期的な書物。
章ごとに著者が変わる論集のスタイルをとっているが、
ジェンダーを軸に据えているため統一感は損なわれる事はない。
主な章は、「ヴィジュアル系」の変遷、Xを中心とした拡張された
「男の美学」、「ヴィジュアル系」ロックと少女マンガ、
コスプレファンといった内容。
この書物の核は第3章のXを扱った章、骨子は
化粧等の女性性シンボルの流用による拡張された
「男の美学」についてで、
この章では、XのYOSHIKIを中心にバンド結成時代から
いかに、Xが特異なバンドであったかを明らかにしながら
「ヴィジュアル系」というジャンルあるいは、文化の生成を
明らかにしていく。
中学生の頃にXはメタルだと思って聞いていて、その
ヴィジュアルに
続きを読む








